21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga]
2011/06/16(木) 02:44:47.87 ID:NUWSiTSU0
麦野「暗殺騒動は囮でそれが本命か。手の込んだことしてるのね」
垣根「それに気付いてわざわざ来てくれるなんて、お前って俺のこと好きなわけ?」
からかうように垣根が言う。
ブチブチィ、という音が聞こえそうなくらいに麦野の顔が歪んだ。
麦野「んなわけねぇだろぉぉぉぉ!!!テメェみてぇなチャラ男に発情する女が居るわけねぇだろうがぁあぁぁぁ!!!」
麦野は垣根に向かって、光線を放つ。
ズバァと空気を切り裂きながら光線は雨のように垣根に降り注いだ。
大きな音を立てて壁が崩れていく。
攻撃を防いだとしても、瓦礫の下敷きになれば死んでしまうだろう。
いつもならこれで戦闘が終わる。しかし今日の相手はいつもと違うのだ。
垣根「すげぇな。研究所倒壊するぞこれ」
関心したように垣根は言う。
傷など一つもついていない。おまけに先ほどの余裕そうな顔のままだ。
攻撃前と何一つ変わっていない垣根の様子を見て麦野は唇を噛み締めた。
麦野(くそっ……2位と4位とじゃここまで力の差があるのかよ……!)
自分より上の相手と戦うことは前に一度あったけれど、目の前の男はその時とは比べ物にならない。
攻撃を防ぐ時に不自然な風が生じるが、彼の能力はそんなものではないだろう。
垣根「次はこっちの番だよな?」
そう言った瞬間、大きな瓦礫が垣根に向かって飛んできた。
しかし垣根が潰れることはなく代わりに瓦礫の方が粉々に砕けた。
垣根「不意打ちかよ。マナーわりぃな」
絹旗「人を殺すのにそんなもの超いらないですから」
垣根「それもそうだな」
瓦礫が飛んで来たほうに目を向ける。
そこには髪の短い少女が立っていた。
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