過去ログ - ほむら「ガングリフォン?」
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28:1 第二話は>>23から[saga]
2011/06/16(木) 19:25:45.90 ID:Wc7Yf/rR0
−−− キエフ 2015 4/10 22:15 −−−

「トパーズリーダーより各員。状況を知らせろ」

「トパーズ3、順調に敵を撃破中。損害は軽微」

「トパーズ4、同じく」

「トパーズリーダー、了解。行動を継続しろ」

 敵は少ない兵力を市外に分散配置していた。
おかげで、俺達の仕事は捗っていた。市街地を
数ブロック進むごとに、僅かに配置された敵車両。

 敵には集結命令が与えられなかったのであろうか。
こんな僅かな数で死守命令でも出ていたのだろうか。

 どちらにせよ、助かる。次に見えたブロックには、
ティーガー歩行戦車2両と、パンター歩行戦車2両が
守備についていた。

 装甲を持ったティーガー、機動力に優れるパンター。

 だが、このように一箇所の防衛についている限り、
どちらも頑丈なだけの砲台である。

 いかんせん数が多いため、俺は武装スイッチを
多連想ロケットポッドに切り替える。
広範囲を爆風で攻撃するこの武器は、目前に居る
歩行兵器の群れには有効な武器であるからだ。

 よし、行くか。

 自分に気合を入れ、いつものようにスロットルを押し込む。
宙に舞い上がった”HIGH-MACS”は、群れの中心に向け
ロケットポッドをばら撒く。

 その炎の海に飲まれた群れは、続けて弾庫に誘爆したためか、
何度も何度も花火を咲かせていた。

 射撃警告アラート。

 その花火は、空を浮かぶ俺の姿も照らし出していたようであった。
どこから狙われているのか、俺は調べる余裕もなく、
急いでスロットルを戻し、”HIGH-MACS”を着地させる。

 敵さんも必死にこちらを探している。ここからが本番だな。
俺はそう考えていた。



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