過去ログ - 上条「学園都市? なんで俺がそんなところに?」
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第一章『交差する若者達』2‐3/6
[sage saga]
2011/06/16(木) 18:50:39.56 ID:3M0E3iz30
両足をどっかりと机の上に載せている様は、『話しかけたらブチ殺すぞコラ』という雰囲気を醸し出している。
黒板に張り出された座席表が正しければ、名前は『鈴科優生緒(スズシナユキオ)』。
(どこが優しく生きるだ殺し屋の顔だぞあれは!? さっそく行きます、不幸だー!)
視線だけで人を殺せそうな魔術師たちと何回も相対してきた上条だが、横の彼は無理だ。
なんというか、種類が違う。
わりと人懐っこい性格の上条は、『気まずい雰囲気』に対する耐性がない。
もてあましている時間をどうしようかと考えるが、答えは出ない。
携帯電話のスペックチェックをするべきなのだろうが、上条はカタカナが苦手なのだ。
英語なら英語で書いてくれよ、と思うが、説明書は無情にもカタカナ英語ばかりでどうにも読みづらい。
入学式は十一時から始まる(同日に二年生・三年生の始業式をしてから入学式という流れらしい)。現在時刻は十時十分。
入場は十時四十分かららしいので、少なくともあと三十分はこの状況に耐えなくてはいけない。
(ああ……やっぱり緯度が低いと太陽もなんだか近いなー)
と意識を遠くにやり始めた上条だが、不意に教室のざわめきが大きくなったことに気がつき、視線を窓から黒板の方へと移す。
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