過去ログ - とある仮想の禁書目録
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55: ◆F/bQYgopwk[sage]
2011/06/22(水) 23:36:37.77 ID:B8ri+1Zi0
―――――

「…ん」

目を覚ますと、そこは自分の部屋だった。体中痛く、頭が重い。

夢なら、良かったのに…

視界が歪む。

私の複製(クローン)が殺されている…なんて

―――筋ジストロフィーの治療のため、君のDNAマップを提供してくれないだろうか?

うそつき。

―――オマエのクローンには世話になってるぜェ。一方通行だ。――ヨロシク。

あの子を殺しておいて、アイツはそう言った。

―――実験動物ですから。

私の姿をしたあの子たちは、そう言った。

―――お姉様。

淋しげに微笑む九九八二号。

「…くっ…。うっ…うう…」

私には何もできなかった。

私は、あの子を救えなかった。


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