過去ログ - 嘘つきみーちゃんと壊れたまーくん
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25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県)[saga]
2011/06/20(月) 20:16:09.85 ID:NqDaqUcw0
にゃあ、という声が聞こえた。声の方をみると小さな三毛猫がダンボールの中に入っている。インデックスが猫の方へ駆け寄り、抱き上げる。
「とっても可愛いんだよ! みさかも見て!」
その三毛猫を抱いて嬉しがるインデックスをみて、そしてインデックスの腕の中で心地よさそうにまるくなっている猫をみて、少し悲しい気分になった。気がした。
「みさかもさわってみるといいんだよ」
「いえ、私が近寄ると逃げてしまうので……」
「どうして?」
「私の能力の影響で私は常に微弱な電波を周囲に放っているようで、その電波が動物たちは苦手なんです」
「そう、なんだ……」
重苦しくなった空気に耐え切れずに帰りましょう、と切り出す。インデックスもそれを了承し、と猫を元の段ボールへ戻し、私たちは上条の寮へと歩き出した。
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