過去ログ - 【16巻からのパラレルストーリー】
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1:名無し
2011/06/19(日) 14:52:21.55 ID:fF6OUdo40
御坂「ちょっと、アンタ!」

上条「ミ、御坂さん?」
御坂は上条の制服の袖をつかんで離さない。

御坂「もう、体大丈夫なの」

上条「ああ、平気へい…」

御坂「全然、平気なんかじゃない!
   記憶は! まだ戻ってないんでしょう。
   どうして…」

上条「そうか。おまえ、知っちまったんだよな。」

御坂「どうして教えてくれなかったのよ!」

上条「ゴメン。でも、頼むから、アレ誰にも言わないでくれるか。
   記憶喪失がどうのこうの心配されても困るし」

御坂「なんでよ。人には、困ったことがあったら相談しろって言っといて
   1番、何でもかんでも1人で問題抱え込んでるのはアンタじゃない。」

上条「いいんだ御坂。これは俺の問題なんだ。」

御坂「私には関係ないって言うの?」
    
上条「違う。お前まで巻き込まれる必要ないって言ってんだ。」

御坂「教えてくれたっていいじゃない。
   一体誰にやられたの。私は、レベル5の超電磁砲(レールガン)なのよ。
   私以外に誰がアンタの助けになれるって言うのよ。言ってみなさい。」

上条「もう終わったから。
   そんなこともうどうでもいいから。
   だから御坂は今まで通り接してくれないか」
御坂美琴は両目に涙を浮かべている。

御坂「分かった…
   アンタがそうしてほしいって言うんなら、誰にも言わない。
   その代わり、初めて会ったときみたいに振るまってみてよ。」

上条「…」

御坂「こないだも危ない武器持った女の子と一緒にいたわよね。
   あの子は誰?彼女はいいの?」

上条(女の子…五和のことか)

御坂「どうしてアンタが危険な目に遭ってるのに、私は知らないふりしてなくちゃいけないのよ」

上条「俺は、お前に危険な目にあってほしくないんだ!
   分かってくれ。御坂」

御坂「……好きなの!
   私は、御坂美琴は、上条当麻アンタのことが好きなの」

上条「え…?」
 御坂の顔はとても冗談で言っているようではない。

御坂「アンタのためなら危険な目にあったっていい。
   ううん。その方が、マシ。
   もう、私の前から、どこかへ消えたりしないで…」
美琴は上条に抱きついたまま泣き出してしまった。




  上条宅にて、インデックスはとある事情にて不在
御坂「確か、このマンションって火事があったところよね?」

上条「え?何言ってんだ。そんなことねぇよ。」

御坂(そっか…憶えてないんだ)

上条「おいおい、まさかカミジョーさんが忘れてるからって嘘ついてんの」

御坂「嘘なんか、ついてないわよ
    セブンスミストで爆破事件があった頃よ」
   (アンタはこの頃から危険なことに巻き込まれてたのね。確か黒子が能力者による火災だって…)



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