過去ログ - シャルロッテ「病気をなおして!」 【まどマギss】
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101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:43:25.07 ID:G+dXZQyK0
『肝細胞癌以外にも、リンパにまで遠隔転移しています……。しかも数が一つ二つではありません。
 正直、前回の完治といい、今回の急激な再発といい、こんなケースは初めてです』

『シャルは……娘は、治るんですよね?』

以下略



102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:44:14.78 ID:G+dXZQyK0

ガシャン! とシャルは枕元の机の上のものに苛立ちをぶつけて払い飛ばす。
だがそんなことをしてもなににもならないと気付き、また、一層悲しくなるのであった。

「ぅ……うぅ…あぁあ……っ!」
以下略



103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:45:14.65 ID:G+dXZQyK0
病院のロビー/ 〜翌日の夕方〜


「よっす」

以下略



104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:47:18.25 ID:G+dXZQyK0

最初に結果を知ったのは和美であった。その情報元はQBである。
シャルから一向に連絡が来ないので心配していた和美のもとに、QBがあらわれ、
病状、そしてシャルが契約した際の事の仔細を教えたのであった。

以下略



105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:49:30.29 ID:G+dXZQyK0

『君たち魔法少女は、奇跡への願いから始まった。それは分かるね?』

『えぇ』

以下略



106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:50:42.79 ID:G+dXZQyK0

『そうだね。とにかく今回の出来事は、奇跡の反動によるものだとして、また奇跡で解決しようとしても、
 再びより大きな反動が身を苛むだけだ。それも、即死してしまうような反動にね』

『……つまり……、奇跡も、魔法も使わない手段で解決しろってこと?』
以下略



107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:51:50.38 ID:G+dXZQyK0

『た、確かに……』

『魔女戦の怪我も、すぐに治るな』

以下略



108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:53:54.26 ID:G+dXZQyK0
ロビーを抜け、階段を上がる。シャルがいる小児病棟の方へと重い足取りを運ぶ。シャルの今後の
展望に光が無いわけではない。むしろ状況が分からなかった頃のほうが言い知れぬ不安や恐怖があった。
少なくとも今は、現状と、今後どうすればいいかを把握できているだけ幸いだ。しかし、和美の足取りは依然として重かった。

「おい」
以下略



109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:55:19.54 ID:G+dXZQyK0

「あ……」

「申し訳なさそうにさ、気が重たそうにさ……あたかも同情してますって面で怪我人を訪ねても……イラつかせるだけだぞ」

以下略



110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:57:22.17 ID:G+dXZQyK0

「もし、よ。これから安定してグリーフシードをシャルにあげられたとして、あの子、病気が回復するまでずっと痛みに耐えて、
 ずっと病院に縛られて生きていかなくちゃならないのよ?」

「だろうな」
以下略



111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2011/06/19(日) 21:58:24.83 ID:G+dXZQyK0

「あの子はそんな私たちを恨まないかしら? あの子は本当にこれで幸せなのかしら?」

和美は俯く。真紀はそれを見てため息をつき、

以下略



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