159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/17(日) 19:52:00.76 ID:jTji9Wexo
ケーキを食べ終わった後さやかが口を開いた。
「ありがとう」
「なにがだ?」
杏子が不思議そうに聞く。
「さっきのことよ。あんた、いや杏子は自分を犠牲にして私達に現実を見せてくれた」
魔法少女の現実。奇跡の代償としてはかなり不釣合な条件。
「杏子は後悔してないの?願いを叶えた代わりに人間じゃなくなったってこと」
さやかが杏子に聞いた。
「後悔してないって言えば嘘になる。けどな、その事から逃げちゃいけない。
今を逃げたところで、今は嘘にならないからな」
「それにな、」
杏子は言葉を続ける。
「お前らみたいに幸せそうな奴を事前に救えてよかったって思ってる。
実際、救えられなかった奴だっているんだ。一気に2人も救えて満足だよ」
言い終わった杏子の顔はとてもいい顔をしていた。
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