304:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/14(日) 21:43:42.33 ID:Kids5Lg0o
「お願いします」
承諾した。
「じゃあ、これを出さないとね」
そして、棚の中から『ブラッディ・ローズ』を取り出した。
渡が演奏を始める。
(…これは…)
聴き始めてすぐ、恭介は凄いと思った。
いままでの自分がバカバカしく思えてくるほどに。
(凄い…これがあのバイオリンの、そして紅渡さんの音…)
凄いという感想以外に言葉が出てこない。
そしてしばらくして、演奏が終わった。
「どうだった?」
「素晴らしかったです。それ以上の言葉が僕から出てきません」
「ありがとう。うれしいよ、僕の演奏でよかったって言ってくれて」
きっと音也もこれに劣ることのない音色を奏でていたと思うと胸が熱くなった。
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