342:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/21(日) 21:41:16.05 ID:4ELXsci5o
「元々そのつもりで挑んだんだ。でも結果は完敗。具体的に言うならあたしは攻撃を食らってない。
でもマミ達も一発も攻撃を受けてない。いや、マミ達には攻撃する意思がなかった」
「当たり前じゃない。初めて出会った、他の魔法少女だもの。
すぐに真実を教えようとしたわ」
ソウルジェムは魔法少女の魂である。
その事を杏子に伝えようとしたが、最初はうまくいかなかった。
「まあ、結局あたしが折れて、こいつらが話したいことがあるって言ったから仕方なく聞いてやったんだ」
「そしたらあたしは既に死んでて、魂はソウルジェムに変換されたって言うからさ、最初は信じられなかったよ」
当初は杏子もマミと同じような反応をしていた。
「それでキュゥべえの野郎に聞いたらそれが真実だって言われて、あたしは暴走状態さ」
信じられない、そんな一心で町を駆けまわったことを覚えている。
「そんなあたしを知ってか知らずか、ちょうど魔女が現れたよ。
といってもそんな状態で戦えるわけもなく、あっという間に槍を飛ばされた」
発狂状態にある頭で魔女と戦って勝てわけがなかった。
「ああ、あたしここで死ぬんだ…って思ったよ。
けどな、あたしが死を覚悟した瞬間、それを全て吹き飛ばした存在が現われたよ」
「それってやっぱり…」
「ああ、イクサだ。あの時のあたしにとって救世主だったよ。
こいつならあたしを闇から引き上げてくれる、そう思った存在だった」
「あの時はギリギリだった。あと少し遅ければ君はここにはいなかったぞ」
本当にギリギリだった。
魔女の攻撃が当たる寸前、イクサの放ったイクサカリバーの弾丸が魔女の動きを止めた。
そしてその後は流れるように魔女を倒した。
「分かってるって。それで、あたしは名護達の仲間になって、今に至るってわけさ」
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