589:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/10/09(日) 21:09:40.60 ID:6XNPoIO+o
 ―数時間後― 
  
 再び渡と正夫の頭の中にブラッディ・ローズの弦の音色が鳴り響く。 
  
 「兄さん!」 
  
 「ああ」 
  
 太牙を呼び、コートを羽織りカフェ・マル・ダムールを出ていく。 
  
 「頑張ってね!パパ!」 
  
 正夫の声に渡は右腕を上げた。 
  
  
 ―街中― 
  
 「ノコノコと…死にに来たか」 
  
 大村が渡達を見ていった。 
  
 「鎧のない貴様らなど…恐るるに足らず」 
  
 どうやら向こうは勘違いをしている。 
 自分達には鎧がない? 
  
 そんな事はない。 
  
 「本当に戦えないかどうか…貴方に見せてあげます」 
  
 そして、渡はコートを脱ぎ捨てた。 
  
 「それは!何故貴様が!?」 
  
 渡の腰には、既にイクサベルトが巻かれている。 
  
 「サガーク!」 
  
 次に太牙がサガークを呼んだ。 
644Res/514.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。