過去ログ - かんざきかおりさんじゅうはっさい!
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5:ラリラリ ◆IgJDZoCsoc[saga]
2011/06/20(月) 19:27:12.78 ID:vXsqx7q60
朝食の準備とお弁当の準備をしなければならない。

中には長年続くそれに嫌気がさして、手抜きになる人もいる。

しかし彼女はそう思ったことは一度もない。

彼のためにおいしい朝食を用意し、彼のためにおいしいお弁当を用意する。

苦痛に感じることなどない。

それに彼もいつも「美味しかったよ、ありがとう」と言ってくれるのだから。

時計を見ると彼を起こす時間だ、昔は様々なことに起きることができずに遅刻が多かった彼。

だがそれは彼が怠惰だったのではなく、彼の持つ特殊な体質の所為であった。

寝室に入るとベッドの上で幸せそうに寝ている彼の姿があった。

何歳になっても子供のような顔をして寝ている。

「起きてください、朝ですよ」

優しく身体をゆする。

「んぁ……。おはよう、火織」



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