147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/23(木) 21:38:52.56 ID:rSmKbl/k0
ワラキアは、そんな彼女を見て目を見開いた。
「君は――。ふっ、ははははは!そうか!中々愉快な脚本じゃないか!!」
佐天の身体は、震える。
そうだ、アイツは―――!
「まさか『私が襲った人間が、その後で私と対峙する』ことになるとはな!!なんという偶然!悲劇から復讐劇!キ、キキキ!!素晴らしい!!」
そう、あの日彼女、佐天涙子を襲った真犯人とはワラキアの夜の事だったのだ。
だがこの事実を知らないのは佐天ぐらいなもので、他の協力者も気を遣い、話されることはなかった。
それが今、彼により吐露される。
「いけません涙子!気をしっかり持ってください!!確かに貴女を襲ったのは彼、ワラキアの夜ですが今は迷わないで!!」
その言葉に
「―――!そ、そうですねシオンさん。すみません!」
と我を取り戻す佐天。
気を取り直して、ナイフを構える。
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