48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/22(水) 12:28:42.90 ID:ZVlFDL+00
そして同じく、中央区。
そこには四人の少女たちがいた。
だが姿形こそは少女のそれであったが、その様子はどこか相応ではない冷たいものが感じられる。
少女の一人――とはいっても既に高校生かそれ以上の体格をしている彼女――麦野沈利は言った。
「……今日、何かおかしくない?」
と。それに反応した残りの少女達もそれぞれに声をあげる。
「確かに、言われてみればそうですね。騒がしそうな空気に見えて、その実全く静か――っていった感じでしょうか。いや超意味わかりませんけど」
「絹旗…。自分で言って意味がわからないってどういう訳よ…」
「仕方ないよフレンダ。私達にもわからないんだし。大丈夫だよきぬはた、私はそんな意味わからないきぬはたを応援してる」
「滝壺さんって、たまに超残酷ですよね…」
それぞれに滝壺、フレンダ、絹旗と呼ばれた少女達は、中々に個性的な会話を広げていく。
コイツらはこんな状況でも相変わらずだな、と麦野は心の中で思ったがそれを口にするのは今更と思い。無視して会話を続ける。
「はいはい絹旗が意味わからないのは相変わらずってことで。それで私が言った変ってのはこの空気だけじゃないのよ」
「それってどういう意味ですか?あと私が意味わからないって更にどういう事ですか」
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