59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/06/22(水) 18:01:22.61 ID:Jdx5f4tN0
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「―――!?」
声が聞こえた方を凝視する。
「おいおい、随分と驚いてくれるねえ幻想殺し。俺とお前は初対面なんだぜ?もう少し別の反応があってくれてもいいだろうに」
学生服の少年は、そう言って唇を歪ませた。
「お前――――タタリか」
「あぁいかにも。俺の名は七夜志貴。この一夜においてただ殺すために呼ばれたものだよ」
七夜――そう自己紹介した目の前の少年は、懐からナイフを取り出す。
「―――!?」
「お前が記念すべき一人目だ、幻想殺し。嬉しいねえ、お前みたいな奴が相手だと殺す価値が出てくるよ!」
「くっ――そ!」
言いたい事は終わったのか、七夜は早いスピードで上条に向かいナイフを突き刺しにいく。
それをかろうじて回避し、近付いては危険なのを本能的に察知した上条は2、3歩下がり、間を取った。
「さあ夜は長い、互いの魂が極彩と散るまで存分に殺しあおうじゃないか!!」
「――――ちくしょう!!!」
月が満ちる夜、両者は互いを潰さんがためにぶつかりあう――――。
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