225:にかう[saga ]
2011/07/20(水) 23:08:07.12 ID:9SikQEC10
エントリーナンバー12 ラスト、ミサカ00001号
ミサカ「失礼します、とミサカは意気込みながら扉を開け……何か憔悴した様子ですが何があったんですか?」
木原「お゛ぉ、ぢょっと叫び過ぎてな゛………ん゛んっ! あーあー、よしとりあえず座れ」
ミサカ「はい、とミサカは素直に指示に従います」ストン
木原「……テメエだな、クソガキの最初のダチ候補ってのは」
ミサカ「候補、という言葉はいらないと考えますがそうです、あっくんの最初の友達にして一番の友達とはこのミサカのことです」フンス
木原「オレが認めねえうちは候補どまりだっつってんだよ………まあ、記録を見る限り、一番クソガキと一緒にいるのが多いのはテメエだな」
ミサカ「ええ、何しろ仲良しですから。会わなくてもメールのやり取りも欠かしたことはありませんし、会えない日のお互いの報告はもはや習慣と化してます。ミサカこそあっくんの友達オブ友達、いやもはや友達という枠を一つ越え、し、親友と言っても過言ではないでしょう、とミサカは『親友』という言葉のあまりの響きの良さに軽く身悶えます」
木原「…………」
ミサカ「あっくんのことを一番知ってるのはミサカですし、ミサカのことをまた一番知っているのもあっくんです。共に一番の理解者と言って良いですね。まさに2人の関係は不可侵にして絶対、ツーと言えばカー、阿と言えば吽の」
木原「調子こいてんじゃねえ!!!!」
ミサカ「!?」
木原「黙って聞いてりゃあ何が一番の理解者だツーカーだ!! 一方通行のことを大して知りもしねえくせに抜かしてんじゃねえぞ!!!」
ミサカ「な、何も知らないだと………!? あっくんの事を一番理解してるのはミサカです!! 昔保護者だったってだけで偉そうにしないで下さい!!」
木原「んだとぉ!? じゃあテメエ、クソガキが何歳まで寝小便垂れてたとか知ってんのかぁ!?」
ミサカ「おねしょ……だと………?」
木原「そんで夜研究室に愚図りながらやってきたときのクソガキの顔もなあ!! 『木原くゥン、ごめンなさい……おねしょ、しちゃったァ』とか可愛いにも程があんだろうがコラァァアアア!!!」
ミサカ「く、ううう………やはり時間というアドバンテージは強力………!! だがしかし!それはあくまで過去は過去、今を共に過ごすミサカの方が彼を知ってるに決まってます!! あっくんの好物をあなたは知っていますか!?」
木原「はっはっはっはっは!! んなもんオレが知らねえとでも思ってんのか!? 牛肉、それも前沢牛のステーキだろうが! ソースはガーリックで焼き方はウェルダンだ! そんなこと知ってるだけで得意になっちゃってるんですかぁ!?」
ミサカ「ふん、いつの時代の話をしているのですか? 今のあっくんのモストフェイバリットは岩手短角牛の和風ソースステーキです! 焼き方だってレアに近いミディアム! 嗜好すら把握できてないのに保護者気取りとは、ヘソでコーヒーが湧きますね。熱々のをバッシャァァアアアアアされたほうがいいんじゃないですか!?」
※某スレの作者様、芳川さん申し訳ありません。
木原「ぐぐぐぐぐぐぐ、一方通行が好きだった戦隊ヒーローは!!」
ミサカ「あっくんのお気に入りのマスコットは!!」
木原「――――――色は――――――アーティストは――――――初恋は―――!!!」
ミサカ「―――漫画は―――――ブランドは―――――寝る時間は―――――!!!」
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木原「ハア、ハア、な、中々やるじゃねえか………」ゼエゼエ
ミサカ「そういうあなたこそ、とミサカは息を切らしながらも好敵手を讃えます」ハァハァ
木原「これで45勝45敗34分け………次で」
ミサカ「ええ、次で勝負を決めましょう」
ミサ木原「「いざ――――!!!」」
ガラガラガラ!!
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