過去ログ - 佐天涙子「何この子カワイイ!!///」ギュッ 真庭人鳥「うわっ!?」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/07/02(土) 16:00:14.99 ID:99RgXfbs0
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午前11時30分 ケンカ通りのラウンド1


「………」

「………」

上条当麻と土御門元春は汗だくになっていた。

「……おい土御門」

「なんだ上やん」

「これはどーいう展開だ?」

「俺に訊くな。ただ、一つだけ言えることがある。あれだ、そう、あれだ」

「ああ、そうだな、あれだあれ」

上条と土御門はヒソヒソと話し合う。そして、



「「吹寄がどうしても振り切れない!」」


二人は後ろを振り返る。

「お〜い!次は何して遊ぼうか!」

吹寄制理がはしゃぐ声が聞こえる。

「はぁ〜」

溜息をつく土御門。

「おい土御門、アイツどーなってやがる」

「俺に訊くかにゃー上やん。俺にもさっぱりポンとわからん」

ラウンド1で遊び始めてから一時間と三十分たった。

ボウリングでは吹寄がスコア200を叩き出し、バッティングでは130km/hの球を全球ホームランという快挙を成し遂げ、ストラックアウトではパーフェクト(相変わらずフォークは落ちなかったが)、パンチングマシンでは400kgwというハードパンチャーっぷりを見せつけた。

結論、吹寄制理は超人だった。

「ただ一つ言える事は、アイツはバットを握らせれば高校球児顔負けのスラッガーになり、グローブを握らせればマイク・タイソンが女になったような奴だったってことだにゃー。どーしてこーなったのかは知らないが」

「あれだ、健康の為だといって近くのバッティングセンターへ通っていたり、密かに災誤に弟子入りして格闘技でも習ってんじゃないか?」

「ああ、そういえば女子寮の近くにバッティングセンターあったよな」

「あそこは確かMAX160km/hだ」

「それなら納得だぜい」

「ああ、結局、正義超人だろうが悪魔超人だろうが、バッタバッタと薙ぎ倒し、みごと超人オリンピックを制覇するのだろうな、アイツ」

「有り得るな、つーかそりゃもう完璧超人ですたい」

と、ボウリングでは全く相手にならず、バッティングではホームランなんて一つも当たらず、ストラックアウトなんて五つか六つが限界で(上条なんて不幸だから一つも当たらず)、400kgwなんて数字には遠く及ばなかった男二人は、どうにかして吹寄から逃げようと企んでいたが。

「どーやって消えるかだにゃー」

「さっきからまったくの失敗の連続だったじゃねーか」

そう、上条と土御門は先程から散々案を出し尽くし、吹寄から消えようと算段するも。

「全部気付かれて、首根っこを掴まれるんだにゃ〜これが」

「……ああ」


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