過去ログ - 紬「ね、私を連れ出して?それで一緒に踊るの」
↓
1-
覧
板
20
15
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:06:11.46 ID:IDuT0c1r0
・・・
さわ子さんはティータイムスタンドを見て、はしゃいだ様子を見せている。
さわ子「これよねー、本場って感じで、この二段のスタンドがねぇ…、あー、テンション上がっちゃうなぁ、スコーンも良い香りだし…、これ焼き立てよね?」
以下略
16
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:10:37.60 ID:IDuT0c1r0
さわ子「私のところにお嫁に来ない?」
上手い返しが出て来なくて私は少し口ごもる。
紬「えっと、いや、その…」
以下略
17
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:11:27.16 ID:IDuT0c1r0
さわ子さんは、私がそんな風に考えているのを知ってか知らずか、スコーンを三つほど、ビックリするようなスピードで平らげる。
さわ子「あー、美味しかったわ。それに紅茶もね。久し振りに入れて貰ったムギちゃんの紅茶、やっぱり最高だったなぁ」
紬「お粗末さまでした」
以下略
18
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:13:51.14 ID:IDuT0c1r0
ムギ「はい…、何で…、しょう…?」
さわ子「ここには一人で?」
ムギ「ええ、今は」
以下略
19
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:15:08.87 ID:IDuT0c1r0
そう、ルームシェアをしていただけですもの。
さわ子さんは、フッとと真顔に戻って言葉を続ける。
さわ子「ねえ、この部屋って…」
以下略
20
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:20:48.87 ID:IDuT0c1r0
・・・
私の同性愛者としての人生は、今から遡ること十年ほど前、周囲のストレートな人間達が異性に興味を持つのと同じ頃にスタートしている。
以下略
21
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 01:38:10.72 ID:IDuT0c1r0
確か、それは新緑の季節、五月の放課後の事だったと記憶している。
私は頭の中で何度も描いたファンタジーを現実のものをとすべく、行動を開始した。
紬「ねえ、○○さん」
以下略
22
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 04:09:23.43 ID:IDuT0c1r0
同「い、い、いないですよ!?な、な…、急にそんなこと…」
紬「そう…。○○さんてクラスの周りの方より大人びて見えたから…、その、ごめんなさいね」
同「い、いえ、構わないです。あ、あの…」
以下略
23
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 04:16:37.97 ID:IDuT0c1r0
その娘は図書部に属していて、あまり恋愛などに積極的な娘には見えなかったけれども、その娘が休み時間でさえ惜しいと言う様子で開いていたのは、古典的で現在はその価値の何割かを失っているし、表面的にはそう見えないかも知れないが、紛れも無く『恋愛小説』ばかりだった。
私のその一歩は、その娘がそう言う事に興味を持っていて、尚且つそこにファンタジーを抱いている事を事前に知った上で慎重に選ばれたものだった。
そして、私はその娘と次第に打ち解けるようになり、その最初のステップから二ヶ月程経った時、単刀直入にキスしないか、と誘いを掛けた。
以下略
24
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 04:17:19.40 ID:IDuT0c1r0
でも、(もちろん、これも今の私から見ればだが)当時の私は未だ幼く、そう言う場での「クィア」としての口説き方などと言うものを良く知らなかったのだ。
私が知っていたのは、自分自身がその時何を欲しているかと言う事だけであり、それを同性相手にしたがっていると言う事だけであった。
だから、私は単刀直入に、直裁的に、直感に従ってありのままの言葉で尋ねた。
以下略
25
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
2011/06/25(土) 04:27:44.12 ID:IDuT0c1r0
・・・
私達のキスはおおよそ三分間にも及び、その間私達は抱き合い、制服越しにお互いの体温を感じ合った。
空調の効いた図書室とは言え、西日の差し込む窓際でのその行為は、私達を激しく汗ばませ、そしてその仄かに立ち上る汗の匂いがまた私達をより高ぶらせ、私はすぐに二度目のキスをせがむ事となった。
以下略
150Res/72.08 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 紬「ね、私を連れ出して?それで一緒に踊るの」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1308926080/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice