過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 13:52:44.62 ID:iNmol0qk0



一同は第八学区を離れ、第七学区を越えて第十学区のアジトへと逃げ込んだ。
このアジトの周りには寂れた廃ビルや、怪しい施設が立ち並び、遠くにはスラム街のような地域が見える。
アジト自体、一見すると廃墟のように見えるが、中はきれいに改装されており、他のアジトと同じく高級感にあふれる部屋が並ぶ。

第八学区の高級住宅街から来た高級車はこの学区の雰囲気に明らかにマッチしないため、
律は皆を下ろした後、車を別の場所に隠してきた。

律がアジトに戻ると、澪が待っていた。

「お、澪。他のみんなは?」

「ムギは敵のリーダーから話を聞きだしてる。ってもほとんど拷問だけど……」

奥の部屋では、紬が精神感応系の能力を駆使してリーダーから情報を引き出している最中だった。
しかしレベル3程度の能力では不十分なようで、それを補うための拷問が行われているのだろうか、悲鳴が時折聞こえてくる。
第十学区は、このようなことを行うのに適していた。

「ムギって、お嬢様なのに意外とえぐいことするよな〜……唯は?」

「唯は梓についてるよ。……梓、さっきからずっと放心状態だ」

「まあそうだろうな、一般人がいきなりあんなの見せられたら……。
で、どうする、澪? ……梓に、ばれちまったな」

一般人である梓に、放課後ティータイムの正体だけでなく、暗部組織であることまで知られてしまった。
当然ながら、証拠隠滅をしなければならない。



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