過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 14:02:40.76 ID:iNmol0qk0
その日の深夜、無人となった研究所の前に一同が集合する。
各人の役割を律が説明する。

「梓には、うちのパソコンからここのシステムにハッキングしてセキュリティを落としてもらう予定だったんだ。
ま、来てくれたからには直接やっちゃってくれ」

「はい、やってやるです!」

「あたしが唯とムギを抱えて研究所に突入。唯は念のためバリアー、ムギは透視でターゲットを探してくれ」

「「了解〜!」」

「澪は梓と留守番な。大丈夫だと思うけど、もし警備が来たらぶっ飛ばしてくれ」

「え……ここで待つのか?」

今は深夜。真っ暗闇の中で長時間待つことを澪は怖がる。

「ははーん……澪、怖いのか〜?」

「そ、そんなわけあるか!? 梓は私が守るからな!」

「み、澪先輩……?」

「す〜ぐ帰ってくるから安心しろって。じゃ、梓、頼む」

「あ、はい!」

梓が研究所の門へ近づき、入口にあったセキュリティシステムから研究所内全体のシステムへとハッキングする。

(うわ……たいしたことない……お金ないのかな、この研究所)

あっという間に解析は終わり、全てのシステムがダウンした。

「終わりました!」

「早っ! サンキュー梓。行くぜ!」

律が豪快に門を蹴破ると、何も反応はない。セキュリティは完全に停止していた。
ヘッドライト付きのカチューシャを装着し、唯と紬を両脇に抱えると、高速で研究所内へと侵入していった。

残された澪は、ガタガタ震えながら梓に話しかける。

「あ、梓……緊張しなくてもいいぞ!? 律たちがすぐ終わらせてくれるからな〜!?」

「は、はあ……」

(澪先輩って、怖がりなんだな……ふふ、意外)

放課後ティータイムのMioといえば、かっこいいイメージで世間に知られている。
メンバーだけが知ることが出来るMioの意外な素顔を見れた梓は、ちょっぴり優越感を感じていた。


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