過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 14:04:34.70 ID:iNmol0qk0
真っ暗な研究所内をライトで照らしながら、律が高速で駆け抜けていく。
左脇に抱えた唯を中心として球状のバリアーが展開されているが、今のところ迎撃システムからの攻撃はない。
梓のハッキングは完全に成功したようだ。

「あったわ! 三階の一番東の部屋よ!」

紬は電波、赤外線を駆使してターゲットの場所を探し当てた。
律は天井を蹴破り、三階へ速やかに移動し、目的の部屋に到達する。

「ここか。変なトラップ作動しないでくれよ!」

扉を破壊し、中へと侵入する。特に罠は作動しなかった。
奥にある金庫を力ずくでこじ開けると、10cm四方の箱がいくつか敷き詰めてあった。
箱の中には白い粉が入っている。

「一つだけもらえばいいんだったっけか?」

「うん。全部いただいちゃうと、ここの研究が進まなくなっちゃうらしいから。
そこまでする必要はないから、一つ拝借すれば十分とのことよ」

紬はその一つを取り出す。

「やさしい依頼者さんなんだね〜!」

「やさしさなのか……? ここの研究も一応価値はあるから残しておいてやるけどその薬ちょっとよこせ、みたいな感じじゃないか?
まあどうでもいい、帰るぞ!」


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