過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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162:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 14:41:32.89 ID:iNmol0qk0
「くっ……」

研究者がポケットの携帯端末に手をかけ、助けを呼ぼうとする。

「無駄です」

しかし、ボタンを押しても反応がない。研究者が確認すると、端末の電源は既に落とされていた。

「き、貴様……ならこれでどうだ! これが欲しいんだろう!?」

研究者はデータディスクを取り出すと両手で持ち、いつでも折ることができるとアピールする。

「研究所の方のデータは全て消してやった! 残るはこれだけだ! さあ、これを破壊されたくなかったら大人しくするんだ」

「メモリー解析完了です」

梓はあっさりとデータを読み取ると、自らの携帯端末にデータを複製する。

「な……化け物め! 貴様、今データを読み取ったんならわかるだろう? この実験がどれだけヤバいかを!!」

「さあ……? いちいちデータを解読して盗み見る趣味はありません。0と1の羅列をコピーしただけです」

「二万だぞ!? 二万人を殺すんだぞ!? そんなのに加担してられるかよ!! 貴様はそれでいいのか!?」

「知りません。私たちは、ただ好きなことをしているだけです。それには、これは必要なことなんです。
こればっかりは、ゆずれません。死んでください――『超電磁砲』!!」

「お、鬼――」

研究者の体を『超電磁砲』が貫く。
もともと試作品であるため本家に比べればかなり劣るものの、レベル4程度の威力はあり、実戦には十分であった。

「……鬼でもなんでもかまいません。どうあがいたって、どっちについたって、どうせ二万ぐらいは簡単に死んじゃうんです。
そして、私たちもいつか……。だったら"今"、楽しんだもん勝ちですよ」


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