過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/26(日) 16:04:51.02 ID:iNmol0qk0
ついに唯は発狂し、能力が暴走する。
『自分だけの現実』を吹き飛ばす、不可視の衝撃波が憂を襲う。

「っ!?」

強烈な違和感を感じた憂は、本能的に、即座に自らの『能力吸収』を発動する。それにより、『自分だけの現実』が飛ばされることは免れた。
そして、ついに憂は唯の能力の正体を理解した。

(お姉ちゃんの能力……私と、同じだったんだ!)

まったく同じ能力で、符号が逆。唯の能力は『能力放出(AIMリパルジョン)』だった。
現実世界のゆがみを増幅し、AIM拡散力場を広げる。違うのは『自分だけの現実』を引きつける引力場なのか、反発する斥力場なのかだけ。
憂は唯の能力をコピーすると、引力と斥力が打ち消しあってAIM拡散力場が消えてしまうため、使用することはできなかった。
そして今も、暴走しホワイトホールと化した唯から発せられる斥力をある程度打ち消したため、『自分だけの現実』を飛ばされることはなかった。

(ここは……お姉ちゃんの『自分だけの現実』の中? なつかしい……昔、ギターを弾いてるお姉ちゃんに抱きついたときの感じだ……)

あたりは黒いオーラが吹き荒れ、地獄のようになっているが、憂はあたたかさを感じていた。

(そっか。この中はお姉ちゃんの思いのままの空間。だから何でもできたんだね)

斥力により膨張した唯の『自分だけの現実』は、唯の周囲の空間を覆い、あらゆる現象を思いのままに引き起こすことができる。
さらに、その周りの空間も強い影響を受けるため、発射したレーザーなどをある程度制御することができる。

そして、暴走によりさらに膨張した『自分だけの現実』は、激しい斥力によりだんだんと蒸発していく。


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