過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:04:45.36 ID:iNmol0qk0
沈黙する四人をよそに、レッドたちがこの事態の解析を始めた。

「くそう! 惜しかったな。まさかあのデコ女があそこまでのスピードだとは……」

「ふん、よく見てなかったのか、レッド。デコ女の能力の有無にかかわらず、下の二人は脱出していた。
どうやらあの黒髪の女は空間移動の能力者らしいな。しかも自分自身を移動できるということはレベル4だ。これは厄介だな」

「ククク、違いますよグリーン。あの黒髪は自分で移動したのではありません。
ワタシは見ましたよ、となりの金髪が黒髪の体に手を触れたのを。金髪こそが空間移動です。
そして、自らは走って逃げていた。ということはレベル3です」

「バカな。金髪の走るスピードは常人のものではなかった。奴は肉体強化だ。
……いや待て、そもそもあの二人は『主砲と回復役』だとあのデコが言っていなかったか?」

「どうなってるんだ! さっぱりわからんぞ!」

さっぱりわからないのは律たちも同じだった。どう考えても、紬の能力が説明できない。
紬は肉体再生の能力者でありながら、空間移動で澪を移動させ、肉体強化で高速移動したことになる。
一人の能力者が二つの能力を保持する『多重能力(デュアルスキル)』は、理論上不可能。しかも三つなど、到底ありえない。
そんな「常識」が彼女らを混乱させる。


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