過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:31:25.66 ID:iNmol0qk0
しばらくして、話題は唯の能力のことにも及ぶ。

「唯ちゃん。暗部に入ってから、唯ちゃんの能力については何かわからなかったの?」

唯の『自分だけの現実』の不思議な挙動を体感した紬は、気になっていたことを唯にぶつける。

「ううん、あれからもいろいろ調べられたけど結局わかんなかったんだ〜。
わたし、ギー太がないと能力使えないし、本当は無能力者なのかも?」

それを聞いた三人は違和感を覚える。唯の能力が暴走したときのすさまじいオーラは、とうてい無能力者に出せるものではない。
そもそも昔はギター以外の楽器でも音符が出ていたはずだ。

(ギターがないと能力を使えない、と思い込んでるのかしら? ますますわからなくなってきたわ……)

紬は難しい顔をして考え込む。それを見た律は笑いながら、

「ま、気にしてもしょうがないだろ、ムギ? 暴走しないようにすればいいんだし。
またあんな野郎がでてきたらボコボコにしてやるからな、なあ唯?」

「うん! えへへ、わたしはもう大丈夫だよ。ありがとう、みんな」

「……うふふ、そうね。気にしすぎてたわ」



その後も、一同は夜遅くまで話し続けた。
闇に生きる者同士ながら、お互いに素性を知り、心を許しあう。『ユニゾン』は、学園都市の闇には珍しい、絆の深い組織となった。


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