過去ログ - とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/06/26(日) 11:30:11.52 ID:iNmol0qk0
ここで、律がひとつの提案をした。

「なあ澪。この際だから……」

「……ああ、そうだな。私たちのことも話そう」

「へへっ。まあ唯やムギに比べたら大して劇的じゃないけどな〜。
あたしたちは置き去りどころか、そもそも学園都市内で生まれて、物心つく前から実験台だったんだ。
で、能力が発現したらさっさと脱走して、一人で乞食みたいな生活してたんだ。
実験で痛い思いするよりマシだったからな」

「私は律とは別の研究所にいたんだけど、能力が発現した瞬間に暴走して、衝撃波で研究所を吹き飛ばしちゃったんだ。
それで、瓦礫の中で一人で泣いていたところを律に助けられて……」

「そ! 澪を拾ってからは、二人でなんとか生きてきたんだ。
んで、よく覚えてないけどいつのまにか暗部に入ってたな〜。たぶんエサにでも釣られたんだろ。
あのころはガキだったし、良いも悪いもわかんなかったしな」

「幸い、私も律も最初からレベル4だったから、暗部でも比較的重宝されたし、今まで五体満足で生きてこれた。
もし、あのとき律に助けられてなかったらって考えると……
律、その、あ、ありが……」

「お、澪ちゅわんデレましたな〜?」

「……うるさいっ!」

「あだっ!!」

「あらあら、うふふ……澪ちゃんに叩かれるときは能力使わないのね、りっちゃん」

「えっ!? ああ、まあ、な……いちいち使うのめんどくさいし!? あははは〜……」


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