96: ◆/5u1xsuUH.
2011/12/13(火) 03:02:30.84 ID:mZ6omeBXo
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当時の私は迷うことなく頷きました。
この手で親友を『治す』のだと張り切っていました。
しかし、突然彼がいなくなったとしれば周囲の人は心配するだろうと思いました。
私以外の人に彼が止まってしまったという事実を知られないためにも、
彼は未来に帰らなければならなくなったのだと彼を知る人たちに説明しました。
それと同時に私は誰かに頼る、ということができなくなりました。
彼が止まってしまったのを知られないためにも一人でがんばらなければならない。
しかし、今の自分には何をすべきなのかわからない。
誰かに頼ることもできない。
私にはどのような選択肢を取るべきなのか、それを指し示してくれる人はいなかったのです。
私はとりあえず行動を起こさないわけにはいかず、小学生の間は勉強に明け暮れました。
今まで、勉強という勉強をしたこともなく四苦八苦な一年間でしたが、
学力もメキメキ上がり、学校でトップだった出来杉英才という少年を並ぶほどになりました。
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