過去ログ - 酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった4
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985:Qw0 ◆7b3JfpIY/2[saga]
2012/01/16(月) 22:42:18.05 ID:h2ekBslW0
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--南の王国近辺の村--

ブラ「ひっ……うぅ」

ぎち

ツインテ(確かにこの腕も……他人からしたら……そう思うのかもしれないよね)

せき止められなくなった涙がぼろぼろと落ちている。

ブラ「いくら強くなっても、きっと、淘汰されて、しまいます……一番強いのは、弱くも強くもない人間達なんですから」

ぽたっ、ぽたっ

ツインテ「……」

ぎゅっ

ツインテ「……ボクも、昔はそう考えていました」

ブラ「……え?」

ツインテ「誰よりも自信が無くて、誰よりも自身を信じられなくて。臆病で泣き虫で弱虫で。きっとボクがしなくても誰かがやってくれる。むしろボクなんかよりしっかりやってくれる。だから……ボクが旅に出なくてもいいんじゃないか、って。ずっと思っていました」

ブラ「……」

ツインテ「でも……何度折れそうになっても、みんなが支えてくれるんです。もうやめたいのにやめれない。最初の方は、いえ、最近までそれが辛かったんですけどね」

ブラ「ツインテ……ちゃん」

ツインテ「でも、段々それじゃダメなんだって思って来たんです。みんなが自分の出来ることをやろうと頑張っているのにボクだけしないわけにはいかないんです。だって……みんながボクに期待してくれるんです、それに答えないわけには……いかないじゃないですか」

ブラ「」

ツインテ「ブラさん、心配してくれてありがとうございます。でも、嫌なことを誰かに押しつけるのは間違ってますよ。そのしわ寄せは誰かを苦しめる……。それと今ボクはいやいやこの旅を続けているんじゃないんです」

ブラ「え」

ツインテ「ボクも一人の人間だったみたいで我が……でてきたようなんです。みんなを、この手で助けたい!!」


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