108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/03(日) 02:43:18.08 ID:k0lSFV9AO
そして一台のバンが止まり、下条当麻にお姫様抱っこで載せられる。
車の中で手厚く怪我の治療をして貰った。少しでも空腹が紛れるようにと一本数千円することで有名なジュースをグラスに注いでくれた。
そして耳打ち、まるで恋人に密談をするような。くすぐったい。
下条「昨日は悪かったな、苛々してたんだ。お前を表の住人にするために色々準備してたが上手くいかなかったからさ」
あぁ、こいつって見た目とか噂は悪いけど紳士なのかもしれない。ただ、感情の起伏が激しいだけで……
下条「だから、お前の為に色々プレゼントを用意したんだ」
『セイヴェルン』
着いた先のレストランはそんな名前だった。
「ぐ、偶然?」
よく見れば出来たばっかりの外装、ここから見える綺麗な内装。
下条「気に入ってくれたでせうか?」
「ま、まったく、あんたって気障って訳よ」
熱で浮かれる。足取りは軽い。
下条が手をとり案内されるは個室。
下条「すまない、お花摘みにいってくる」
「ま、まったくムードぶち壊しってわけよ」
そして運ばれてくれる子供一人くらい入りそうな大きな料理。蓋がついていて中身が見えない。
「焼き肉式でも楽しめます。あちらの部屋にフライパンがありますのでご利用ください」
ウェイターはそれだけ告げるとさっていった。
「あ、あいつが来るまでまっていようかしら」
迷う。しかし、長い。
もしかしたら大の……
「ったく、待ちきれないわ」
痛む腕で蓋を取る。
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