66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州)[sage]
2011/07/02(土) 02:29:05.50 ID:d6FJZu0AO
「早い話がスクールの新人を超潰すって訳ですか」
「そういうことだにゃーん」
「……納得いかねぇな」
「どうしたんですか、馬鹿面。超顔色悪いですよ」
「第二位に狙われるなんて、リスクがでかい、リターンも少なすぎる」
「確かに浜面の言うことも超一理ありますね」
どっちだよ。
「そうでもあるし、そうでもないってわけよ」
身震いをしながら喋るのはフレンダ。
「一週間、張り付いてたけどこいつは異常とか異質とか、とりあえずおかしいってわけよ」
小刻みに震えているのが彼女のターゲットに対する気持ちを表している。
「ま、そりゃあ『ゲート』から競り落とされた一流だからね」
聞き覚えがない。
「なんだそれ?」
「わたしも超詳しくは知らないんですが表の住人が裏の世界に入る時の登龍門といわれる養成組織らしいです」
「表向きは……ね」
裏なのに表とはこれ如何に、と麦野に言いたいが真っ二つは避けたい。
「いま言った『ゲート』ってのは暗部の組織名でも、ましてや養成学校とか甘っちょろいもんでもないわ」
その真意はわからないが麦野が緊張しているという事実が俺達を困惑させる。滝壷は寝ている。可愛い。
「ただ一人の男に付けられたら称号みたいなもんよ。そして超能力者全員が言われる言葉の一つに『ゲートとは関わるな』ってあるの。大能力者じゃ噂すら流れないわ。何故だかわかる?」
首をふる。
「超能力者ですら関わりあいになったら不幸になるからよ」
唾を飲み込んだのは俺か、絹旗か、フレンダか。
「ともあれ『超能力者』が関わるなと進言されるそれは相手にしない方が賢明ね」
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