7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/01(金) 23:12:43.86 ID:wq3gp6Kw0
当然だけど、うさぎは大学というゴールまで走りきった。
かめも、うさぎには遅れをとりつつも、なんとかゴールすることができた。
和ちゃんがこの街からいなくなっちゃう、その何日か前にみんなで和ちゃんのお別れ会をした。
そのときに、いつ和ちゃんがこの街からいなくなっちゃうのかも聞いた。
みんな「がんばれよ」とか「身体に気をつけて」とか言って、和ちゃんとの時間を過ごした。
私といえば、憂のついだアイスティーをそれでもやっぱり飲みながら
その場の空気に溶け込んで、たまに笑ったりして、向かいに座る和ちゃんを、ぼんやりと眺めていた。
自分が、自分じゃないような不思議な感覚だった。
りっちゃんや澪ちゃんや、ムギちゃんの話に相槌を打つ和ちゃんと、
たまに視線が交差した。
和ちゃんを見ているのに、鏡に写った自分を見ているようだった。
そのときの2人はきっと、指でさわるくらいの圧力で簡単にくだけちゃうくらいの氷だった。
でも、2人とも、それはもうこりごりで、交差した視線はそのまま、
自然なかんじにすれ違うだけにとどめられた。
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