過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/02/21(火) 03:55:43.40 ID:FWHujRcko
階層不明・小実験場。
廃材を掻き分けるようにして逃げる『同伴移動』。
その後を、廃材の上を跳ぶよう追いかけ回す番外個体。
時折『同伴移動』が後ろを振り返り、手にした擲弾銃から榴弾を発射する。
対人榴弾、散弾、フレシェット弾。口径が合えば何種類もの弾頭を使い分けられる銃ではあるが、そのどれもが届かないのでは意味がない。
磁力を用い、そこらに散らばる廃材を持ち上げ即席の盾とする番外個体。
その防御力を突破されない限り、番外個体に負けはない。
とは言え、防御のために数瞬の隙を作られるのは確か。
その隙に物陰に逃げ込まれてしまうのは、電磁波レーダーを掻き乱す装置が設置されたこの空間においてはあまり好ましい事ではない。
「……にゃろう」
もう何度目か。元はサーバーか何かだっただろう、磁力で浮かび上がらせた機材に散弾がいくつも突き刺さる音を聞きながら、番外個体は舌打ちする。
"敵戦力の無力化"という条件下での戦闘は、殺害許可の出ている戦闘よりも幾分ハードルが上がる。
腹立ちまぎれに右手の『演算銃器』を発砲する。
自動精製された貫通力の高い銃弾が機材の山に突き刺さり、その下で強力な電磁波を放っていた機器を1つ破壊した。
レーダーに干渉できるほどの電磁波を放つ装置の場所を、電撃使いである彼女が探知できないはずがない。
これで今までに破壊した装置は5つ。
残りいくつの装置があるかは知らないが、装置を破壊するたびに少しずつ彼女の電磁波レーダーへの干渉が弱まっていくのを感じた。
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