過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/02/21(火) 03:56:31.92 ID:FWHujRcko
互いに物陰へ隠れ、しばしの睨み合い。
「……さて、どうするかね」
干渉が弱まったとはいえ、未だに電磁波レーダーが正常に機能しないのもまた事実。
物陰が多く視界が悪いこの空間で目視による探査を強いられるというのは少々面倒だ。
また、障害物が多いことにより拳銃の有効性が薄いことも問題だ。
『演算銃器』ならば貫通力の高い弾丸も作り出せるが、障害物の向こうの敵を撃って致命傷を負われても困る。
(……というか、相手って空間移動能力者だよね?
距離も障害物も無視してミサカの頭に鉛玉を直接叩き込むことだってできるのに、なんでわざわざ擲弾銃で撃ち合いしてくる?
そもそも逃げるのにだって転移すりゃいいのに)
能力を使わず自らの身体能力だけで渡り合うのが好みという変わり種、という線はこの際排除していいだろう。
例えば、あえて能力を使わないことで「自分の他にもう1人いる」と思いこませることが目的なのだろうか。
しかし、番外個体は転移してきた時に敵の顔を見ている。
今追っている人物と同一人物であることは確認しているし、敵がそれを察知していないとも考えにくい。
あるいは、今のように考え込ませることで時間を稼ぐことが目的なのか。
(……第一位、大丈夫なのかな。
あの後即戦闘に突入したとしたら、大分電極の時間も削れてると思うけど。
さっきの大きな振動も気になるし)
電極の制限時間は一方通行が戦闘行動をする上で最大のネックとなる。
それを緩和するために予備のバッテリーを用意してはいるのだが、それは換装時のことを考え番外個体のポーチの中に突っ込んである。
つまり、彼がつけているバッテリーの容量が尽きる前に合流できなければ、彼に待ち受けるのは死ということだ。
(別に第一位が生き残ろうがくたばろうがミサカの知ったこっちゃないけどさ。
それでも上位個体が泣くのは鬱陶しいもんなぁ)
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