過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」2
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◆nW2JZrx2Lo
[saga]
2012/04/04(水) 02:56:13.56 ID:KuXo2uTOo
絹旗の能力は窒素を操作する『窒素装甲』であり、その防御力は折り紙つきだ。
追加の液体窒素まで使った今、榴弾の数発で装甲が突き破られることはない。
しかし、彼女の能力に空間転移は含まれてはいない。
突如目の前に現れたと言うことは、彼女を番外個体の近くに転移させた人間もいるということになる。
「……苦戦しているみたいね、番外個体?」
空を裂く音と共に出現したのは結標淡希。
手にした軍用ライトで肩を叩きながら、にっこりと笑う。
「随分とまぁ、ボロボロだけど」
「電磁波レーダーが利かない状況で空間移動能力者や光学迷彩みたいな能力者と戦わされちゃ、苦戦もするよ」
腰を下ろしたまま手にした銃をリロードし、番外個体は笑い返す。
「けれど、それももう終わり」
右手の『演算銃器』を瓦礫の山に向けて発砲する。
タァン! と乾いた音が響き、銃弾が瓦礫の山の中に埋もれる最後の干渉装置を破壊する。
同時に、番外個体を苛んでいた全ての干渉が消滅した。
すっきりとした頭を軽く振り、立ち上がった番外個体は『演算銃器』をベルトに挟み込んだ。
「もう使わないんですか?」
「あくまでウザったい装置を壊すための武器だよ。無力化のために人に向けるには火力過剰かな」
「相手は空間転移能力者と、光学迷彩的な能力者って言ったわよね?」
「そう。目で見て相手するならこの上なくメンドくさい相手だけどねー」
ちゃりちゃりと、掌で鉄釘を弄びながら呟く。
「今となっちゃ、丸裸も同然だよ」
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