過去ログ - インデックス「――――あなたのために、生きて死ぬ」
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910:天使編B[saga]
2011/09/11(日) 20:39:50.08 ID:S9t1RThW0


ミズ吹寄の冷えきった視線が男衆全体を貫いてなければ、

危うくボロを出して阿鼻叫喚の地獄に叩き落とされるところだった。

肩を竦めてアメリカナイズなジェスチャーをとると、なるたけ自然に聞こえるよう嘆息する。


「やれやれ。確かに欧州女性の平均値よりも彼女の水準は上だね。
 僕も男だからそりゃ大きいに越した事はないが、これといった拘りもないよ」

「かーっ、優等生の答えだな。つまンねェつまンねェ」

「黙れロリコン」

「そうか今日の愉快なオブジェ立候補者はテメエかァ!
 満票で当選させてやるから死亡前演説始めろやァァァ!!」


一方通行に向けて話題を逸らす事で何とか凌ぐ。

便利な第一位の矛先は手近な『幻想殺し』を引っ掴んで防いだ。


「うおおおおおいいいい!? ステイルくん、止めてえええ!?」

「三下、テメエもコイツに与するってンなら容赦はしねえ」

「気を確かに持て、あと俺のいのちをだいじにしてくれ一方通行!
 …………いやでも、ぶっちゃけお前と打ち止めを語る際には
 避けて通れない重要なファクターなんじゃねえかな。
 実際お前らっていくつ歳離れてっギャアアアアアアアッ!!!!!」

「あースッキリした、飲み直すかァ」


夏の夜空を『幻想殺し』が転じた流れ星が彩る。

これっぽっちも幻想的な光景ではなかったな。

さて、何の話をしてたんだっけ?




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