過去ログ - インデックス「――――あなたのために、生きて死ぬ」
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914:天使編B[saga]
2011/09/11(日) 20:45:57.45 ID:S9t1RThW0

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「しゅているくんと言ったらあの特徴的な赤髪よねー。
 染めてるんでしょアレ? うっぷおっぷ、ちょっとトイレ」

「魔術の為にね。『火』と『赤』ってすごいわかりやすい符丁でしょ?
 地毛は金髪らしいけど、一度も見た事ないなぁ……新鮮でいいかも」

「後はあの二メートル越えの長身! さすがは外人だよねぇあっはっは!!
 ねえねえインデックス、ぶっちゃけステイルってさ、モテる?」


いよいよ酒乱の気を帯びてきたみことやるいこと、

すているの外見についてあーだこーだ言い合う。

一時テンションだだ下がりだったるいこが目をキラキラさせながら問い掛けてくるが、

私はその瞳の奥に油断のできない不可視光が潜んでいるのを感じた。

ある意味当然だろう、だってるいこも――――――


「…………本人にはまっっっっったく自覚ないけど、アレでもルーン魔術っていう
 由緒ある魔術体系の中で年表に名前が載るぐらいの偉業は成し遂げてるんだよ。
 ミドルスクールとかの女の子が遊び半分で作る魔術結社予備軍の中には、
 実質ただのステイルファンクラブだってあるくらいだもん」

「…………そんなレベルだとはさすがに思わなかったよ……はぁ」


二人揃って溜め息をつく。

そう、実はそうなのだ。

ロンドンに帰れば、ライバルなどそれこそ星の数ほどいる。

件の結社予備軍とは彼と仕事をしてる最中に出くわした経験もあるのだけど、

呆れて鼻で笑うすているとは裏腹の、女の子たちの熱視線が私には忘れられない。




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