過去ログ - インデックス「――――あなたのために、生きて死ぬ」
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983:天使編D[saga]
2011/09/18(日) 22:45:36.51 ID:wAKGpq7A0


しかし、現実は。


(これが学園都市第一位、一方通行………………っ!)


支えを失った身体は、ごつごつしたコンクリートに吸い込まれるほかない。

頬を擦りむき、芋虫のような姿態でステイルは這いつくばった。


「潔く諦めちまえよ。プランIの『I』ってのはよ、『Impossible』の『I』だろォ?」

「く…………」


『一流の悪党』を自負することはとうに止めたらしいが、

やはりこの悪役面には敗北寸前の敵をネチネチ追い詰める姿がよく映える。

その『やられる寸前の雑魚敵』が自分でさえなければ

ステイルも素直に感嘆の声を上げられたのだが、それどころではなかった。





「く………………くく、ふふふふ」


微かな笑い声が炎の息吹を断ち切られた魔術師の陣地に響く。


「自分の不甲斐なさに自嘲……ってわけでもなさそうだな」


ステイルは戦術の段階を、絶対に進めたくなかったレベルまで進めると決心した。



黒衣の神父は愉快そうに、しかし同時に不愉快そうに、そして不敵に笑っていた。






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