177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/04(月) 00:27:23.50 ID:scvwc1Q4o
途中、唯先輩が通りの隅にある雑貨屋さんに行こうって言い出した。
中に入って最初に目に付いたのは一対の指輪。
この時私は、この指輪を唯先輩と二人で分け合ってる姿を妄想してニヤけ顔をひたすら我慢してた。
欲しいなあこれ。でもちょっと高い……私の今月のお小遣いじゃ買えないなぁ……
唯『ペアの指輪だねぇ。いいねーこれ!あずにゃんはこの指輪を私とおそろで付けたいのかな?』
梓『なっ!べ、別にそんなんじゃないです』
全く、この人は人の心を読む能力でもあるんだろうか。
私の心を見透かされたような気分がして、ついつい否定してしまう。
だけど唯先輩はその指輪を本当に買ってきてしまった。
指輪は綺麗に左手の薬指に収まった……ていうか何で左手の薬指!?これじゃまるで……
でも、この指輪をつけてると、どこにいても唯先輩がいつも隣にいてくれてるような……そんな気分になる。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎてしまい、とうとうお別れの時間がきてしまった。
もう真冬かって思う位身を切るような寒い夜、でも今日が終わったらまたしばらく唯先輩に会えなくなる……その方が私には辛い。
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