7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:46:05.57 ID:NzZfbvjxo
1年前、病院であずにゃんは亡くなる直前に私達の前でこう言った。
〜〜〜〜 回想 病院にて
梓『泣かないで唯……私、来年の雨の季節になったら必ずまた戻ってくるから』
唯『……え?』
梓『約束……するから……だから絶対私を信じて、ね?』
〜〜〜〜
憂(あれから1年……もうすぐ雨の季節、か。あの時梓ちゃんはああ言ったけど、なんかワケがあるのかな)
憂(でも私は信じてる。確証なんかないけど……絶対に梓ちゃんは雨の季節と共に帰ってくるんだ)
唯「ういー、どったの?」
憂「あ!ううん!なんでもないよ」
――
唯「それじゃ、いってきまーす」
憂「いってらっしゃいお姉ちゃん」
今日は朝から青空が広がっている。
そんな中私は自転車に乗って少し離れた距離にある職場へと向かう。
本当ならバスや車やバイクで通勤するのが楽なんだろうけど、今の私は訳あって乗り物や人ごみが駄目な身体になっていた。
自転車で職場への道程を急ぐ私、頭上には青空が広がっているけど遥か西の空には黒い雨雲がでていた。
もうすぐ雨の季節が来る、そう予感せずにはいられない――
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