6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/07/03(日) 20:45:34.25 ID:NzZfbvjxo
―― それから数日後
私は同居人のいなくなった家で今も1人で生活をしていた。
実家に帰るという選択肢もあったけど、思い出の詰まったこの部屋を去る気にはならなかったから。
ちなみに時々憂が私の家を訪れては色々と世話をしてくれている。
元々ズボラな性格もあったけど、一番の理由は今の私の身体にある問題があったからだ。
憂「お姉ちゃん、朝ご飯できたよ」
唯「うん」
憂「さ、早く食べて仕事いかないと」
唯「悪いね憂、いつも世話かけさせちゃってさ」
憂「そんなことないよ。お姉ちゃんの身体が心配だし」
あずにゃんがいなくなってからというもの、家事も満足に出来ない私の部屋は荒れ放題だ。
だけど憂は文句一つ言わずにいつも私の世話をしてくれている。
今の私達姉妹には1年前から待ち続けている「ある事」があって、多分それが心の支えになっているからなのかもしれない。
唯「憂」
憂「どうしたの?」
唯「やっぱりあの話、憂は信じてるの?」
憂「あの話って……雨の季節になったら梓ちゃんが帰ってきてくれるって話だよね」
唯「うん……」
憂「私は信じたいな。だって私も梓ちゃんにまた会いたいから……お姉ちゃんはどうなの?」
唯「そりゃあ私もあずにゃんに会いたいよ。でも何であんな事言ったんだろ」
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