過去ログ - 緒花「もう帰る」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県)[sage]
2011/07/07(木) 21:33:36.78 ID:CtTMOCVfo
耳をつんざく、硝子の割れる音が私の足元で聞こえ、視界には黄色い液体と泡。
私の脚は地を踏みしめることなく、朝日に煌びやかな、散乱した硝子の海へ吸い込まれていく。
まだ私は、私の失敗に気づいておらず、状況を把握できていませんでした。
時すでに遅し、生命の危機まであと30cm程しかありません。
私はこの時、はじめて焦り、脳内シュミレーターが血にまみれた私を創造し、恐怖しました。

とおる「ッ!」

緒花「きゃっ」

すると、ちょうど真横から、まるで貨物列車に轢かれたと錯覚を起こすような衝撃が私の身をかばいました。

とおる「おい!お前、なにやってんだ!」

緒花「へ……?」

間一髪でとおるさんは私の体を抱きしめ、硝子の魔の手から救ったようです。
私はどうやら躓いて、ビールケースを放り投げ出してしまったらしい。

とおる「あぶねぇ……」

緒花「あ……あ……」

私はとっさにとおるさんから離れ、最敬礼よりも深く頭を下げ、

緒花「ご、ごめんなさい!!すいませんでした!!」

この時は本当に申し訳ないという気持ちでもって、謝罪の意を伝えました。


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