過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga]
2011/09/12(月) 12:30:16.55 ID:jwzBWOwW0
夏美「ねぇねぇ、おじちゃんの名前って何?」
さだのり「ん?教えない」
夏美「なんで?」
さだのり「・・・」
男が夏美を見つめる
何か、物悲しそうな顔をしている
さだのり(・・・昔の舞子にそっくりだな)
夏美「おじちゃん?」
さだのり「あぁ・・・別に教えなくてもいいだろ」
夏美「ダメ!おじちゃんと私は友達なんだよ!?」
さだのり「友達ねぇ・・・」
男がはぁ、と深い溜め息をつく
さだのり「友達なんて軽々しく言うもんじゃねぇよ」
夏美「?おじちゃんは友達いないの?」
さだのり「今はお前のお父さんとお母さんだけだよ」
男が夏美の頭に手を乗せる
さだのり「みんな死んじまった」
夏美「・・・そうなんだ」
さだのり「寂しくはないさ、いつかはそうなる運命だったんだからな」
夏美「・・・ねぇ、おじちゃんは行きたい場所ないの?」
さだのり「・・・行きたい場所か」
男が空を見上げる
さだのり「楽しい場所じゃないけど・・・いいか?」
夏美「うん」
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