過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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514: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/12(月) 11:22:01.21 ID:dMQ/yZRr0


さだのり「…あぁ…?」

ぐいっと体を起こすと、まず視界の中には見慣れない天井が飛び込んできた

自分がそのままそれに押しつぶされるのではないか、ということを考えてしまう

さだのり「…舞子の家か」

舞子「…おはよう、さだのり」

さだのり「…」

いつの間にか、ベッドの横には舞子が座っていた

さだのり「なんだよ」

舞子「…あなたにもご飯を、と思って…食べられそう?」

さだのり「…いらねぇよ、熱も多分下がった」

舞子「…本当に?」

すっと差し延べられた白い手

さだのり「…なんだよ」

舞子「頭に当てないと、熱分からないでしょ」

さだのり「…やめろよ、馴れ馴れしくすんな」

舞子「…ねぇ、やっぱりあなた変よ」

さだのり「…何が」

舞子「…冷たくなったわ」

さだのり「…自分の昔の女が他の男と結婚してて…しかも、その男が自分の幼馴染だ、気分がいいわけねぇだろ」

舞子「…それは…」

さだのり「…悪い、全部俺の身から出た錆だな」

自嘲の笑みを浮かべたさだのりがゆっくり体をベッドの外に出す




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