過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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549: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 11:43:26.45 ID:MAU9zp0O0



ベッケンバウアー「・・・表が騒がしいな」

ふふふ、と笑う一人の老人

その顔には驚きなどなかった

ただ、納得したような、クイズに正解したような、勝ち誇った顔があった

ベッケンバウアー「・・・」

バタン、とドアが開かれた

普段なら開かれることはほとんどない

開かれるとしても、その前に必ず丁寧なノックがされるはずのドアが

「いたいた・・・まさかこんな近くで王様を拝めるなんてな」

「おい、こいつはどうする」

「後で殺してもいいが・・・どうせならあいつらの目の前でやってやれ」

男女の両方がいる

悪事を働きそうな見た目の者から、かなり真面目そうな見た目の者まで様々だ

ベッケンバウアー「・・・なんのつもりじゃ」

「初めまして・・・なんて言うと思ったか、じいさん」

その中の、柄の悪い男が何かを放った

ベッケンバウアー「!舞子!」

舞子「・・・陛下・・・」

「じいさんさぁ・・・さだのりって野郎が帰ってきたのは知ってるかな」

ベッケンバウアー「もっと言えば、お主らのような輩が出るであろうことも」

「なら話は早い、人質になってもらってもいいかなぁ」

ベッケンバウアー「・・・表にいた兵士はどうした」

「夜だからって警備を手薄にしちゃいけないな、たった15人だけなんて」

ベッケンバウアー「どうした、と聞いているのじゃが」

「殺したよ」

ベッケンバウアー「貴様ら!」

憤怒の表情に変わったベッケンバウアーが椅子から立ち上がる。初めて見せた、明確な憎悪

だが、その右足を一発の銃弾が貫く





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