過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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◆G2uuPnv9Q.
[saga sage]
2012/03/17(土) 11:46:46.12 ID:MAU9zp0O0
邪火流「・・・」
駆け抜ける内に、怪しい人物を幾人か見つけた
その全てが邪火流の顔を見た途端、狂喜から武器を振るってきた
邪火流「めんどくさいんだよ!」
「ははは!アンタ、邪火流だなぁ!?あぁ!?」
太った男が剣を振り回してくる
身を屈めてそれを避け、腹部目掛けて剣を振るう
「がはっ・・・」
鮮血が舞う、月に照らされたそれは懐かしい輝きを持っていた
邪火流(・・・人を斬るのは久しぶりだ)
「がぁぁっ!畜生、てめぇ!」
邪火流「・・・悪いな、ここで見逃してやりたいところだが」
ガン、と男の頭を踏み付け気絶させる
邪火流「・・・意識くらいは奪っておかないといけないんでな」
退路を作るには、途中にいる相手を一人残らず無力化させなければならない
邪火流「・・・だが殺しても・・・駄目だろうな」
彼は知ってしまった、命の重さという物を
かつては知らずに、ただ奪うだけだった
時を経て、家族を持ってやっと気づいた重さだった
邪火流「・・・甘えかもしれないが、父親が人殺しなんて・・・夏美も舞もイヤだろうからな」
そんな言い訳をしながら、「父親」は走った
さだのり「二人目、だな」
そして「男」は知らなかった
目を背けていたのかもしれない、どちらにしろ「父親」との差は明確だった
彼の前には二人の男が倒れている
邪火流と同じ行動を取っただけだ、相手の攻撃を避け、反撃として剣を一回振るう、それだけだ
だが、大きな違いが一つ
さだのり「あーあ、命乞いすりゃ少しは手加減したのにな」
倒れている男は、息をしていないということ
真っ二つに裂けた腹部からは内臓がドロリと飛び出ている
赤黒い血を伴い、それは地面に広がっていた
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