過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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552: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 11:46:08.21 ID:MAU9zp0O0


待ち人未だ来たらず


瑠璃「・・・夏美ちゃん、大丈夫?」

夏美「・・・お母さんは・・・大丈夫かな」

シンと静まり返った家の中

昨日までの平穏は、今は無かった

瑠璃「大丈夫・・・きっと、あなたのお父さんとさだのりさんが上手くやってくれるわ」

夏美「・・・お姉ちゃんは、信じてる?」

瑠璃「えっ・・・?」

夏美「おじちゃんを・・・信じてる?」

瑠璃「・・・聞いたことがあるの、さだのりさんは・・・たった一人の人を守るために、国を敵に回したんだって」

夏美「おじちゃんが?」

瑠璃「えぇ・・・そしてあの人は勝ったの」

夏美「・・・ホント・・・?」

瑠璃「えぇ、だから大丈夫」

夏美「・・・うん、分かった」

瑠璃「・・・大丈夫、だから」

無理矢理な笑みを浮かべる二人

だが、二人とも分かっていた

彼等は、結局何かを失う必要があるのだと







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