過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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565: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 22:04:38.24 ID:MAU9zp0O0

邪火流「…さだのりのヤツ、まだか…?」

既に西門を潜り抜けた邪火流が眉をひそめる

反対側、左では何の騒ぎも起きていない

つまり、さだのりはまだ城には来ていないということだ

邪火流(…仕方ない、俺だけでも行くべきだな)

足音を殺し、ベッケンバウアーの部屋まで向かう

元々城の構造に詳しいのは邪火流だ、相手は城になど来たこともないような連中ばかり

従って、地の利は完全に彼にある

邪火流(…ここまでに数人、見張りはいるが…この程度の数なら退きながらでも応戦できる)


敵に見つからないよう、影を歩きながら邪火流が大きなドアの前に立つ

邪火流「…」

中からは、何か話し声が聞こえている

敵が、いる


邪火流(…懐かしい感覚だ)

小さく笑ってから、ドアを勢いよく開ける


「!!来やがった!!!!」

中から聞こえたのは、心底楽しんでいるというような声


舞子「!!邪火流!!!」

邪火流「舞子…!!!」

舞子の傍らに、ベッケンバウアーが倒れているのが見えた





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