過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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564: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/17(土) 22:00:05.08 ID:MAU9zp0O0
さだのり「…そういうところもそっくりだ、未熟だった頃の俺に」

すっとさだのりが体を沈める

阿修羅(あのスピードから体勢を変え…)

さだのり「あの頃の俺は、てめぇと同じで幸せなんてものを捨てきっていた」

鋼鉄のような拳を、阿修羅の顔に打ち付ける

阿修羅「がはっ!!」

さだのり「…だがな、お前にはそういう人生はオススメ出来ないな…名前と違って、優しいお前には」

阿修羅「…あ…」

グラグラ、と脳内が揺れる

さだのり「…そこで伏せるも、俺をまた追うも勝手だ…だが俺は進むぞ」

阿修羅「…待て…」

さだのり「…あんまり時間は取れないんだ、舞子を助けに行かなきゃならねぇ」

阿修羅「…今更行っても…舞子って女はお前には振り向いてくれないぞ」

ビクン、とさだのりの体が跳ねる

阿修羅「…しつこい男と思われるだろうさ、昔の愛情なんてあの女はとっくに捨ててる…それをいつまでもダラダラと引きずって…しつこいなんてもんじゃない、周りから見ても滑稽だ」

さだのり「…」

阿修羅「…幸せを守ってやるだと…?お前が守りたいのは、お前の幸せだろうが…お前が無理やり押し付けた、お前が考える理想の幸せだ…はは、邪火流ってヤツが舞子ってのを助けるのが何よりもいいシナリオじゃないか…」

さだのり「…」

阿修羅「…お前には無理だ…お前には、幸せなんて守れないぞ」

さだのり「…お前、本当に俺とそっくりだな」

小さく笑ってから、さだのりが阿修羅のほうを振り返る

さだのり「気に入った、お前はいつか俺と殺し合いをさせてやる…それまでくたばるなよ」

阿修羅「…」

化け物が、と阿修羅が毒づく。それと同時、彼の意識は無くなった





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