過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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595: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/29(木) 10:45:43.61 ID:YRuMpQ8a0
弾幕を避けたわけはない、しかしそこには青年の姿があった

阿修羅「・・・焦りが目に見える、俺に向かって撃ったつもりだろうが・・・実際に俺に向かってきたのは二発だけだったぞ、出来損ない」

先程死体に化した兵士を前に掲げた青年の姿が

「し、死体を盾に・・・」

阿修羅「汚いと笑うか?まさか、この死体も戦争が好きだった屑のものだ、ならば戦争に利用されて涙するわけがない」

冷たく言い放った青年が、死体の腰に下がっていた銃を抜き取る

「き、貴様!」

阿修羅「汚いと、笑うのか?」

パンパン、と響く乾いた音

軍隊は大勢だ、闇雲に撃っても誰かに当たってしまう

「ぐぁぁっ!」

「だ、大丈夫か!?」

軍隊などと言っても所詮は人間だ

スコープの中にいる標的が頭から血を流しても動揺などはしないだろう

もしそれが自分の横にいる仲間ならば、話は別になるが

「く、何をしている!撃て!」

「た、隊長指揮官殿!この隊列では撃てば同士討ちになるやもしれません!」

「こんな所で迎撃されるなど、有り得ません・・・」

阿修羅「ごちゃごちゃ喋るなよ」

「!」

軍隊が先程街に向けて放った大砲

阿修羅がそれの元に歩み寄る

「や、やめろ!」

阿修羅「大勢を片付けるのにこれほど便利な物はないな」

ニヤニヤと笑い、軍隊に向けてそれを撃ち出す

凄まじい反動に阿修羅の体も吹き飛びそうになる

阿修羅「は・・・ははは!こりゃすげぇ!」

反動でさえそれなのだ、直撃を喰らった軍隊は一斉に壊滅状態になっている

かろうじて魔の手を逃れた兵士も、目の前の現実を受け止められずにいる





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