過去ログ - さだのり「桜は散る、陽は沈む・・・そして、思い出はいつかは消える」
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596: ◆G2uuPnv9Q.[saga sage]
2012/03/29(木) 10:50:13.29 ID:YRuMpQ8a0
「ひぃっ・・・!」

それは隊長指揮官と呼ばれていた男もそうだった

阿修羅「・・・なんだ、隊長指揮官も大したヤツじゃないんだ」

「貴様・・・来るな!」

銃を阿修羅に向ける隊長指揮官

カタカタと震えていては、当たる物も当たらなくなる

この至近距離から外すことはないだろう、だが急所を貫くのは容易くない

阿修羅「ほらほらどうした、お前は軍人だろうが」

「来るな、化け物が!!!」

阿修羅「…俺をあんなのと一緒にするなよ」

顔をしかめ、青年が隊長指揮官に剣の切っ先を向ける

阿修羅「これが何か分かってるだろ、戦争だ…話し合いで解決するでもなく、両手を繋いで踊るわけでもなく、ただ命を奪って終わらせる解決法じゃないか」

「うるさい!」

パン、と乾いた音

阿修羅の頬に少しだけ傷がつく

銃弾が頬を掠っただけだ

阿修羅「…見ろ、これがお前達の方法さ」

「あ…」

阿修羅「俺の父さんもそうだった、お前達もそうだ、そしてあの悪魔だってそうだったんだ」

阿修羅「お前が抱えているのは何だ?悲しみか、怒りか、喜びか、楽しみか、愛情か悲哀か、それとも無情か?違うね、絶対に違う」

ガタガタと震える隊長指揮官の首を真横から、阿修羅が撫ぜる

誰も、それを止めることは出来ない



阿修羅「それは狂気だ、俺もお前達も、そうなんだ」






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